頭痛対応疾患の一覧
緊張型頭痛(筋収縮性頭痛)
「緊張型頭痛」は、一次性頭痛の中で最も多いタイプであり、後頭部から両側の側頭部にかけて締めつけられるような痛みが生じるのが特徴です。「肉体労働」が中心だった時代から現在は「デスクワーク」が中心となり、長時間のパソコン・スマホの使用による首・肩・背中の筋肉の緊張や眼精疲労などから緊張型頭痛が発症すると言われています。
片頭痛
「片頭痛」は、頭の片側または両側に「ズッキンズッキン」と脈打つような痛みが4〜72時間持続するのが特徴です。ひどい場合は、歩行や立ち上がるなどの日常動作でも痛みの増悪がみられ、日常生活に支障をきたすこともあります。
片頭痛のうち、月に15日以上の頭痛が3ヶ月以上続き、そのうち少なくとも月に8日は片頭痛の特徴をもつ頭痛を「慢性片頭痛」と呼びます。
三叉神経・自律神経性頭痛(群発性頭痛)
「三叉神経・自律神経性頭痛」は、片側の頭痛や目の奥・目の周りに激痛が生じ、さらに目の充血や涙・鼻水などの「自律神経症状」が同時に起こることを特徴とします。三叉神経・自律神経性頭痛の1つである「群発性頭痛」は、数週間から数ヶ月にわたって15分〜3時間程の発作が毎日のように繰り返し起こります。群発性頭痛は20〜40歳台の男性に発症することが多く、有病率は10万人あたり約400人程度と片頭痛に比べて少ない頭痛です。