【原因】

「緊張型頭痛」は、一次性頭痛のなかで最も多い頭痛でありますが、不明な点が多い頭痛でもあります。現在では、精神的なストレスや長時間のデスクワーク、スマホの使い過ぎからくる眼精疲労などの刺激によって、頭を包んでいる筋肉が持続的に収縮され、血行不良により発症すると考えられています。

【症状】

後頭部から両側の側頭部にかけて、締めつけられるような痛みが1日中続くことが特徴です。また、同時に首や肩、背中周囲の辛さを伴うことが多いです。目の疲れが強くなると、特に頭の後ろの髪の生え際辺りに痛みを感じるようになります。指で頭周囲の筋肉を押すと痛みを感じることがあり、これは頭痛の強さと頻度とともに増強することがあり、頭痛が起きている際にはさらに強く痛みを感じるようになります。また、通常では片頭痛のように脈打つことはなく、歩行や階段の昇降のような日常的な動作では増悪は見られませんが、症状が強い場合には日常生活に支障をきたす場合があります。